結婚三年目で待望の長男出産。

最初はおっぱいを中々吸えるようにならず

入院中はひたすら助産師さんに手伝ってもらい特訓しました。

特訓中に、疲れると急に全身脱力して寝たふり。

これには助産師さんも「演技派だねえ」と苦笑いでした。

産後2週間ぐらいからようやく上手に飲めるようになり

おっぱい星人だった長男はひたすらおっぱいにぶら下がっていました。

 

離乳食を考え始めた頃、重ね煮教室と出会い

アレルギーっ子を持つ友人と共に通い始めました。

 

初めてのレッスンの日は、忘れもしない3.11の大震災の日。

帰りにお茶をしているところに大きな揺れが来て

電車は不通に。我が家で一夜を共にしました。

その晩は近くに住むママ友も集まり

真っ暗な中、うどんを温めて食べたのを覚えています。

 

それまでは料理教室へ行っても家で復習することなど

ほぼなかったのですが、重ね煮だけはどっぷりはまり

それ以来毎日のように重ね煮で調理するようになりました。

 

長男は最初離乳食を食べようとしなかったのですが、

ようやく食べ始めたころは、

重ね煮がすっかり日々の生活になじんだころ。

もしや、重ね煮が上達するのを待っていた??

 

重ね煮を知るまではコンソメや中華だしなどで

簡単に味をつけていたのですが

重ね煮を始めて、味は「つける」ものではなく

「引き出す」ものだと考え方が変わりました。