「三つ子の魂百まで」とは

幼いころの性格は
年をとっても変わらない

という意味ですが
それは食にも通じることです。

小さい頃に好んで食べたものは、
大人になってもやはり好き。

男性ほどその傾向が強いように思います。

某ファーストフード店が
お子様向けの
ハッピーなセットに

チカラを入れるのは、

それを食べて育った
子供たちが大人になって

また子供を連れて
戻ってきてくれるから。

味覚障害が増えている

味覚障害」という言葉を
知っていますか?

味覚、
すなわち日本人の場合は
甘味、塩味、酸味、塩味、うま味
の五味が認識できると
言われていましたが、

今や子供の味覚障害は30%。
3人に1人が何らかの味覚を
感知できないという
味覚障害を持っています。

(2014年、
小1から中3までを調査)

味覚は
「おいしい」
を楽しむ以外に

体に必要なものを
取り入れるため

危険を察知して
体を守るためにも
必要なもの。

五味には
以下のような
役割があります。

・甘味・・・エネルギー源である糖の存在を知らせる
・塩味・・・体液のバランスに必要なミネラル分の存在を知らせる
・酸味・・・腐敗している、果物などが未熟であることを知らせる
・苦味・・・毒の存在を知らせる
・うま味・・・体をつくるのに必要なたんぱく質の存在を知らせる

味覚を司る味蕾細胞

ヒトは胎児期には、
少なくとも妊娠8か月頃には、

好ましい味と
嫌な味を識別する能力を
持っており、

3歳までに
培われた味覚が

人の一生の味覚傾向を
左右すると言われていて

幼いころの味覚形成が
とっても大切なのです。

その大切な味覚を
司っているのは
舌の表面に存在している
味蕾細胞

味蕾細胞が
さまざまな種類の
味覚をキャッチして
大脳へ送り、

味覚を感じる仕組みに
なっています。

味覚は味蕾細胞の
数、感度によって
決まるのです。

では質問です。

味蕾細胞は成長と共に
増え続けていくと思いますか?