梅雨は体調を崩しやすい時期

「水毒」という言葉を聞いたことはありますか?

血液以外の余分な水分が
体内の所々にたまった状態のこと。

梅雨時期にはこの症状が出やすくなります。

人間の身体の60~70%は水分で出来ています。

水は体内を循環し、栄養を組織へ運んだり
不要物を排泄する役割を担っていますが

循環が滞ることで手足がむくんだり
鼻水やタンなどの症状が出たり
とびひや汗疹などの皮膚炎が
出やすかったり

また、喘息、中耳炎、
下痢をしやいといった
症状が出たりもします。

アレルギー症状がひどくなることも。

旬の野菜が助けてくれる

梅雨入りの時季は
夏のように暑い日があったり
ひんやりと季節が逆戻りしたような
日もあったりで気温が安定しません。

身体はまだ、
夏への準備ができていないので
余分な水分を身体の外に
うまく出せなかったり
体温を調節できなかったりします。

そんなときに助けてくれるのは
旬のお野菜。

梅雨時期には出始める
夏野菜に含まれるカリウム
身体の余分な水分や
ナトリウムの排出を
助けてくれます。

特に、ズッキーニ、スイカ、
きゅうりといった
ウリ科植物はカリウムが
多く含まれるので
取り入れてみてくださいね。

冷えているのにのぼせる?

季節の変わりめは
手足は冷えているのに顔や頭がぼーっと熱くなる
「冷えのぼせ」という症状が出たりもします。

冷えのぼせが起こる最初の入り口は
身体の冷え。

冷えて血行不良が続いたときでも
頭部の温度は下がらないように
身体の機能が働きます。

すると、交感神経と副交感神経が
通常より頻繁に働き
自律神経のバランスが崩れ
冷えのぼせが起こってしまいます。

10月ごろの空きから冬に
変わる時期にも
起こりやすい症状です。

調和のとれた家庭料理を軸にする

季節の変わり目の不調は
調和の取れた家庭料理を軸に
お手当をプラスして
乗り切りましょう。

具体的には身体を温めることを
意識して!

水分を摂りすぎない、
冷たい水より白湯を飲む、
身体を温める陽性食材を摂る、
適度な運動をする。

朝食にはご飯と重ね煮味噌汁
取り入れると

身体が温まって冷えが解消していき
野菜に含まれるカリウムが
余分な水分を排出してくれます。

ご飯と重ね煮味噌汁は
毎日の身体を整えてくれる
縁の下の力持ちだと
つくづく思います。

また、身体を温めるのに
効果的なのは
葛湯を好きな味で飲むと
色々楽しめますよ。

基本の葛湯

葛  大さじ1
水  4/3カップ

上記を鍋に入れて、
火にかけながらかき混ぜます。

はちみつや米飴
甘みを追加したり

レモンやリンゴ、
梅干しなどを足してもOK。

この時期は梅シロップ
美味しいですね!

手当食を取り入れつつ
調和した家庭料理で
ジメジメした梅雨時期を
元気に乗り越えましょう!